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「抜型」の技術革新に挑み、紙器の可能性を切り拓いていく

パッケージづくりに欠かせない、
抜型製作のリーディングカンパニー

私たちの身の回りにある様々なパッケージ類。たとえば、チョコレートやスナック菓子、ティッシュペーパー、洗剤などの箱…。それらを作るときに欠かせないのが「抜型」と言われるものです。

それぞれの箱を広げてみると、いろいろな形状をしているでしょう。抜型というのは、そうした展開図の形に素材を打ち抜くプレス型のこと。紙の箱だけでなく、革製品やモバイル機器など、様々な分野でなくてはならない道具で、素材ごとに専門の抜型業者があります。

本社外観

株式会社片山抜型製作所も、そうした抜型製作を行うメーカーの一つ。主に紙器向けの抜型を製作し、印刷会社やパッケージメーカーに提供しています。訪ねたのは、JR飯田橋から約10分、地下鉄神楽坂駅や江戸川橋駅からは7~8分の場所にある本社ビル。まずは、代表取締役社長の金子 一さんに、会社の強みについてお話しを伺いました。

代表取締役社長 金子 一氏

「創業は大正12年。国内で初めてレーザー加工機による抜型製作に成功するなど、日本の型技術を牽引してきましたので、リーディングカンパニーという自負があります。強みは、難易度の高い仕事における技術力。難しい形状への対応、精度や耐久性が求められる仕事、そうした部分で評価をいただいています」

商品のパッケージを作るというとき、印刷会社などを通して抜型の依頼が来ます。抜型のベースはベニヤ板、あるいは金属製のボード。そこに刃や折り目をつける罫を埋め込んであり、切り抜くと同時に、折り目やエンボス加工も行っていきます。材料の厚さや形状の複雑さによって刃の厚みを替えるなど、抜型には精密さが求められ、ニーズに合わせた様々な技術や工夫も隠されているのだとか。

抜型の仕事には、短期で低コストを求められる仕事もあれば、長期で安定的な品質を求められるものもある。片山抜型製作所は、まさに後者が得意分野。そこで技術力を武器に生き残りをかけていきたいと、金子社長は語りました。

抜型イメージ

お客様のプラスになる新しい価値の提供へ
いち早く産学協同にもチャレンジ

片山抜型製作所は、2008年には製造部門を一つに統合し、新潟県長岡市に集約しました。そのきっかけになったのが、1995年から始まった長岡技術科学大学との共同研究です。品質の改良や刃の形状に関する開発などに取り組む中で、すでに特許を取った研究も。片山抜型製作所がめざす高品質な分野においては、欧米のメーカーもライバル。グローバルな視点も必要になります。

新潟県長岡市にある工場風景

今後、片山抜型製作所がめざす方向について、金子社長に伺いました。

「紙器に対しての抜型という方針は外さないつもりです。ただ、業界的には末広がりとは言えません。そこで、紙以外の素材、たとえばフィルム系の研究は視野に入れています」

個人ユースの商品開発も模索中だとか。その一つとしてソーサークラッカーというパーティグッズを製作。そうした遊び心のあるパッケージの開発にもチャレンジしていきたいと言います。

ソーサークラッカー

片山抜型製作所の名刺には、「Deliver a new Technology」というフレーズが入っています。

「抜型という単なる道具ではなく、『新しい時代を切り拓く価値』を提供するのだという決意を表したもの。お客様のプラスになるような、まったく新しい価値を提供していくという意味での技術No.1をめざしたいと考えています」

「みんなが考えて挑戦していく組織が理想」と金子社長。それを実現しやすくするために、社内に3~5名ずつのプロジェクトチームを作りました。営業や技術といった部署の枠を超え、チームごとに製品の開発や改良など別々のテーマに取り組んでいるといいます。

「リーディングカンパニーのポジションは、ずっと保証されるわけではありません。しかし、人さえしっかりしていれば、劣化することはない。だから、そこにお金も時間もかけたいと思っています」

オフィス風景

お客様に解決策を提案するだけでなく
事業としての採算を考えたアドバイスも

片山抜型製作所には、現在、営業職は3名。印刷会社やパッケージメーカーがクライアントのルート営業ですが、「別の言い方をすれば、コンサル営業ですね」と金子社長。お客様側の問題点を把握し、社内に持ち帰って解決策を見つけ、お客様に提案していく。その繰り返しをするのが大事な役割。お客様とのやりとりで技術的な話も出てきそうですね。

「そうですね。『他ではこんなケースもありますよ』と提案できる引き出しも持っていないといけません」

しかし、入社時に技術的な知識の有無は関係ないとか。というのも、入社後3~6カ月ほど、長岡の製造の現場で研修を行い、抜型の種類や工程などの基本知識を身につけてもらう。仕事への興味がある人ならば、知識もどんどん吸収できるので大丈夫だと言います。

金子社長インタビューショット

コンサル営業としてはどんな人材が向いているのでしょうか?

「ある意味、おせっかいな人間。人に対して一歩踏み込んでみようと思える人、それを行動に移せる人が向いていると思います」

そんな営業として「理想的」と金子社長が太鼓判を押すのが、営業課課長の山口大志郎さんです。「人と交わることが大好きで、この業界のことも好き。お客さんにかわいがられるタイプ。怒られるときはストレートに怒られるけれど(笑)。困っていることもストレートに聞き、必ずそれに応えています」とのこと。

営業課課長 山口大志郎さん

その山口さんご本人にも話を聞きました。
山口さんは営業職に就いて9年目。長岡技術科学大学の大学院時代、共同研究の相手が片山抜型製作所だったことが、入社のきっかけになったそうです。

「入社して2年は生産技術を担当し、長岡事業所の立ち上げに携わりました。その後、東京に戻り、2008年から営業の仕事を始めました」

現在の担当は7社ほど。北は福島、南は熊本と遠方の会社もあり、年に数回は出張も。ただし基本的なやりとりは電話やメールで行っているそうです。

「抜型は一点一点オーダーメイド。オーダーが入ると図面を渡されるので、それを見ながら抜型のための設計を作ります。同時に、その図面でうまく型が抜けるかどうかの判断も行います。営業ですが、社内にいる時間は長いですね」

山口さんは、常にお客様の事業も意識しているとか。400万円かけて抜型を作ったとして、お客様の売り上げはいくらなのか。はっきり「やめたほうがいい」と進言することも。あるいは別の材料を使ってコストを下げる提案を行うと言います。なるほど、金子社長が「コンサル営業」とおっしゃったのはこういうことなのだと納得しました。

抜型の説明

自分の強みを活かしたクレーム対応で
マイナス評価をプラスに変えた

「営業はおもしろい」と語る山口さんですが、そう思うまでには2~3年かかったとか。「最初の頃は、営業なのにお客様に会いたくなかった」と笑います。

山口さんインタビューショット

「営業として仕事を引き継いだばかりのとき、クレームが8連発くらい出たんです。当然、担当営業は何をやっているんだっていうことになりますよね。くじけましたね。神社で厄払いしてもらいましたから(笑)」

キツイ洗礼を浴びた営業デビューでしたが、結果的にそのときのクレーム対応が、顧客からの信頼を得るきっかけとなったそうです。

「クレームが出れば、そのときは評価が下がりますが、そこで真摯に対応すれば、きちんと認めてもらえる。それに、クレームのときは先方の工場長クラスの人とか、偉い人が出てくる。その人たちに目を付けられる一方で、解決したという実績も見てもらえるんです。顔も覚えてもらえました」

抜型の設計図を確認

営業としての経験がなかった山口さん。当時、どういうふうにクレーム対応に臨んだのでしょうか?

「まずは真摯に対応することを心がけました。そして、技術営業という立ち位置なら、工学部出身という自分の強みを活かせると気づいたことが大きかったと思います。お客様と技術的な話ができるので、難しい内容についても相談に乗ったりしました。弊社の場合、難易度の高い仕事の依頼が多かったので、その点、会社の立ち位置と自分の立ち位置がリンクできたのが良かったと思います」

今では、クライアントの営業担当者から直接、「こんなものを作りたいと言われたんだが、できるか?」という相談を受けることも増えてきたと話してくれました。

自分が手がけた製品が世に出る喜び。
難しい仕事に携わることがやりがいに

山口さんが一番印象に残っている仕事は、営業になって2~3年目の頃、斬新なデザインが特徴のガムのパッケージを受注したときのことだと言います。実は何度もダメ出しされ、失敗するたび、先方の製造現場からは「うちは実験場じゃねえ!」と怒鳴られたとか。

「商品の発売時期は決まっている。泣きそうになりましたよ。長岡の工場に事情を説明し、テストを手伝ってくれとお願いしました。社内で5~6回はテストしたと思います」

同僚に相談

そのガムのパッケージは、今までにないまったく新しい形で、それまでの定型の形に当てはまらない。先方の高い要求に対し、正直、無理だろうと思ったそうです。

「ただ、いろいろやっていく中で、今まで考えもしなかったアイデアに辿り着いたんです。3カ月ほどかかってようやく完成。結果的に今までの技術をうまく使うことで対応できました」

そのときの体験から学んだのは、「やればなんとかなる」ということだと山口さんは言います。

「視点を変えることで、新しい技術やアイデアも浮かぶという自信もつかみました。製造の人たちとの連携の大切さも実感しましたね」

「泣きそうになった」経験をしながらも、「難しい仕事に携われるというのは、おもしろい」と山口さんは力を込めて言います。毎回真剣に向き合わなければ作れない型が多く、いろいろな苦労がある。けれど、それが店頭に並び、TVCMが流れたとき、自分の努力が実を結んだというやりがいを感じるそうです。それが、片山抜型製作所で働く楽しさだと山口さんは言います。

残念ながら、世に出た商品のパッケージに片山抜型製作所の名前が載ることはありません。しかし、そのパッケージの隠れたところに様々な技術やアイデアが詰まっていて、それを誇りにできる。インタビューを通じて、営業の立場からものづくりに携われる面白さ、技術を強みに難しい仕事にチャレンジする会社ならではのやりがいを感じることができました。

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募集要項
社名 株式会社片山抜型製作所
住所 東京都新宿区東五軒町3-7
募集職種 営業職
採用対象 新卒(2018年3月卒) / 既卒・中途
雇用形態 正社員
給与 165,000円~313,000円
福利厚生 ・交通費支給(上限あり)
・残業・深夜手当
・扶養手当(当社規定による)
・住宅手当
・役職手当
仕事内容 紙器包材に用いる抜型の営業業務。
ルート営業、新規顧客開拓あり。
工場(新潟県長岡市)での研修あり。
地方への出張業務あり。
勤務地 東京都新宿区
勤務時間 9:00~18:00
休日休暇 年間休日118日
週休2日制
応募資格 運転免許必要
求める人材像 ・自分の考えを積極的に発信できる人
・コミュニケーション能力がある人
・チャレンジ精神を持って前向きに取り組める人
採用予定人数 若干名
選考プロセス ハローワークを通じて、お申し込みください。

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